相続した不動産で人の死があった場合、売却の可否を急いで決める前に、相続人・登記名義・物件の状況・告知に関わる事実を分けて確認することが大切です。このページは一般的な情報の整理を目的としており、個別の法的判断や税務判断は、宅地建物取引士・司法書士・税理士等へご確認ください。
相続した事故物件は横浜でも売却できますか?
売却の検討は可能です。ただし、物件の所在地だけで結論が決まるものではありません。相続登記の状況、共有者の有無、建物の状態、死因や発覚時期、買主への説明に関わる事情を確認し、販売方法や条件を個別に整理します。
横浜市は空き家数・空き家率を、住宅・土地統計調査や横浜市統計書に基づいて公表しています。地域全体の統計は状況を知る入口になりますが、実際の売却条件は周辺の成約事例、接道、用途地域、建物状態などを確認して判断します。
統計出典:横浜市「空き家の数、空き家率」人の死があった物件は、必ず告知が必要ですか?
国土交通省のガイドラインでは、自然死や日常生活の中での不慮の死については、売買・賃貸借ともに原則として告げなくてもよいと整理されています。一方、買主・借主から事案の有無を問われた場合や、社会的影響の大きな特段の事情がある場合は告げる必要があります。
賃貸借については、自然死等以外の死が発生した場合に、発覚からおおむね3年が経過した後は原則として告げなくてもよいとする整理があります。売買には一律の3年基準は定められていません。実際の説明では、告知書等による情報整理を行い、個別事情に応じて専門家へ相談してください。
出典:国土交通省「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」1. 名義と相続人を確認する
登記事項証明書で名義を確認し、相続人・遺言・遺産分割の状況を整理します。
2. 建物と土地の現況を確認する
建物状態、越境、接道、境界、残置物など、売却条件に影響する項目を調べます。
3. 告知に関わる事実を整理する
事案の内容、発覚時期、特殊清掃等の有無、質問を受けた場合の対応を記録します。
4. 比較できる売却方法を検討する
仲介・買取等の特徴を、期限、費用、契約条件、物件状況と合わせて比較します。
売却前に相続登記は必要ですか?
相続により不動産を取得した相続人は、自己のために相続の開始があったことを知り、かつ、その不動産の所有権を取得したことを知った日から3年以内に相続登記を申請する義務があります。遺産分割が成立した場合には、追加的な登記義務も生じます。
売却を進める前に、登記名義、相続人、遺産分割の内容を確認しましょう。手続の進め方は個別事情で変わるため、司法書士への相談が有用です。
出典:法務省「相続登記の申請義務化について」横浜市の空き家統計は、売却判断にどう使いますか?
公表統計は、空き家の数や空き家率を把握するための資料です。物件単位の価格や売却可能性を直接示すものではありません。売却の検討では、統計を地域状況の確認に使いつつ、現地調査、登記、法令制限、周辺の取引事例を組み合わせます。
状況を整理してから、売却方法を比較しませんか?
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